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E.毛糸の長さを変える練習

             ※ この練習は屋外で行う練習です。

 これまで毛糸の長さを固定してキャスティング練習をしてきました。

それは、ロッドを使った練習も「素手で行うキャスティング練習」の時と同様、何よりもまず毛糸に力をしっかりと載せる感覚を養うことが大切だからです。

第2章C-③でもお伝えしたように、毛糸(ライン)に力をきちんと伝えられるようになることは、実は色々なキャストの基礎を身に付けることでもあります。

その基礎ができる前に毛糸の長さを無理に伸ばしてしまうと、力任せだったり、ロッドの性能に大きく頼ったキャストしかできなくなりかねません。

よって、次のステップへは、短く長さの決まった毛糸にある程度自信を持って力を伝えられるようになってから移って下さい。その見極めは、やはり、ループコントロールができているかどうかです。

つまり、扱っている毛糸(ロッドのトップガイドから出ている長さの毛糸)でクローズドループ、オープンループ、ワイドループ、タイトループを自在に投げ分けられるかどうかです。

特に、毛糸の末端まできちんと力を伝えてくれる“推進力のある”ループを作れているでしょうか?

それができているという方は「毛糸の長さを変える練習」に移りましょう。この練習は、実際のフライフィッシングに一歩近づいた練習になります

 まずは、今までロッドと一緒に握り込んでいた毛糸を離して下さい。この過程は、いわば補助付き自転車での走行から補助なし自転車でのそれに移るようなものです。

最初は不安ですが徐々に慣れ、一度身に付けてしまえば後戻りすることはありません。

片手(ロッドを握る手)だけに頼ったキャスティングから、両手を使ったキャスティングへのステップアップです。焦らずに練習していきましょう

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①毛糸のテンションを保つ

             ※ この練習は屋外で行う練習です。

 「毛糸の長さを固定して行う練習」と「毛糸の長さを変える練習」の違いはほんのわずかですが、その後のキャスティング技術向上に大きく差が出るところでもあります。

この差を乗り越える鍵は、
いかに毛糸のテンション(張り)を保ち続けるかという点です。

キャスティング中に毛糸のテンションを適度に保ち続けることで、
毛糸に力を載せることが容易になります。

その結果、推進力のあるループが生まれ、毛糸を長く伸ばしていくことができるのです。そして、この毛糸のテンションを保つ役割を担うのがロッドを握る手とは反対側の毛糸を握る手「もう片方の手」になります。

フライキャスティングでは、ロッドを握っている手「キャスティングハンド」の動きばかりに意識が向けられがちですが、実は「もう片方の手」の使い方にこそキャスティング上達の鍵があると言っても過言ではないのです

 それでは、具体的に“毛糸のテンションを保つ方法”について説明をしていきましょう。

「キャスティングハンド」の動きにこれまでと違った点は特にありません。ロッドを前後に動かしてフォルスキャストを繰り返します。

一方、「もう片方の手」は余った毛糸を漠然と握るのではなく、毛糸に適度な“張り”を与えられるように位置力加減に注意します。


<位置>

その位置は色々考えられますが、この練習ではロッドの延長線上(キャスティングハンドの肘の下)辺りに置くと毛糸に適度な張りを与えられ、かつ必要以上に毛糸を引っ張ることがないため良いでしょう。

  「もう片方の手」の位置(右利き) 「もう片方の手」の位置(左利き)


<力加減>

毛糸はきつく握り閉めてしまうのではなく、毛糸をスムーズに“送り出せる”ように抵抗を少し与える程度の軽い力で握ります。

この2点に注意することで、適度なテンションを保ちながら毛糸を少しずつ毛糸を伸ばしていくことができるのです。

 それでは、まずトップガイドからロッドの約半分の長さの毛糸を出した状態からはじめ、フォルスキャストを繰り返して毛糸を少しずつ伸ばしていく練習をしてみましょう。

キャストの振り幅は、毛糸の長さに合わせて変えていかなければなりません。

トップガイドから出た毛糸が短い時、その振り幅は小さくて構いません。しかし、毛糸が徐々に伸びていくのに従い、振り幅も少しづつ大きくしていきます。

 毛糸はガイドを通る時の抵抗が大きいので、最初は本物のフライラインを使ったキャスティングの時ほどスムーズに長さを伸ばしていくことができないかも知れません。

けれども、毛糸のテンションを保ち毛糸に上手く力を載せ続けることができるようになれば、ロッドを振る回数は自ずと減っていくことでしょう。

この練習を通しフライフィッシングの大きな特徴である“ラインの長さを(自由に)変える”ために必要な、「もう片方の手」の使い方を身に付けましょう。

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②シュートする

             ※ この練習は屋外で行う練習です。

 毛糸の長さ変える練習では、毛糸のテンションを保ち続けることで毛糸は伸びていくと説明しました。それでは、”いつ”毛糸の長さは変わる(伸びていく)のでしょうか?

実際に練習している方は、フォルスキャスト中の「もう片方の手」に注目してみて下さい。

フォルスキャストの間、毛糸はその長さを常に変化させているわけではありませんね

キャスティング動作の中で、毛糸の長さが変わる(伸びる)時と変わらない(伸びない)時とがある筈です

具体的に言うと、毛糸を引いている時、その長さは変えません(毛糸を送り出しません)。この時毛糸の長さを変えてしまうとロッドに十分な負荷を掛けられず強い反発力を得られなくなるからです。

 一方、手首を返した後は、毛糸の長さを変えていきます(毛糸を送り出します)。それは、ロッドに蓄えられた力を反対方向へ解放する時、毛糸の長さを無理なく伸ばすことができるからです。

手首を返した後は、「もう片方の手」で毛糸がスムーズに出て行くことをサポートしましょう。(毛糸を一気に手放すのではなく、握っていた手を気持ち緩める感じです。)

 毛糸を使ったキャスティング練習では、毛糸がガイドをスムーズに出入りしないため、フォルスキャスト中に“毛糸が伸びていく時”と“伸びない時”にはっきりと分かれます。

しかし、実際のキャストでは、フライラインはもう少しスムーズにガイドを出入りするので意識して「もう片方の手」の握り具合を調整する必要があるのです。

この点は、実際にキャスティングをする中で感覚を掴んで下さいね。

 毛糸の長さを徐々に伸ばすことができるようになったら後は仕上げです。フォルスキャストでコントロールしたループをそのまま崩さずに終えるられるようにしましょう。

シュート(キャスティングの最後の動作。フライラインを伸ばし前方水面に落とすこと。)の時はどうしても力んでしまいがちです。

しかし、力むとせっかくフォルスキャストでできたループが最後に崩れてしまい思うように毛糸が伸びていかなくなります。

具体的には、そのままバックキャストに移るかのようにロッドをほんの少し後方へ引いてやると、毛糸は力を失わずにきれいにターンオーバーします。

また、シュートの時、「もう片方の手」で握っていた毛糸を完全には手離しません(※)。

それは、実際の釣りにおいて、キャストの最後にフライラインに変化を付けたり、シュートしてフライが着水した後の魚の“あたり”に対しいつでも反応できるようにするためです。

※遠投する時は「もう片方の手」をラインから完全に離すことがあります。但し、その場合もすぐにラインを握り直します。

※注意※

この練習で使っている毛糸の長さ(5m)を無理に伸ばそうとする必要は全くありません。力が十分に載ったループのままシュートして一つのキャストを完了させることを目指しましょう。

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重要事項の説明③

練習をはじめる前に必ずお読み下さい。

 「バットセクションを使った練習」を実践する場合は、下記の重要事項をお読み頂き同意した上ではじめて下さい。同意して頂けない場合はこの練習を行わないで下さい。

○この練習は“屋外”で行なって下さい。

○周りの安全を確認してからはじめましょう。

○周りに人や動物、または練習の障害となる物がないことを確認してからはじめましょう。

○人や動物、または物に向けてキャストすることはやめましょう。

○炎やその他考えられる危険な物に向けてキャストすることはやめましょう。

○上記を守らず起こったことに関して、またそれに付随して起こったことに関して、著者は責任を負わないものとする。




「素手で行うキャスティング練習」を実践する場合は  こちら

「ティップセクションを使った練習」を実践する場合は  こちら


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A.バットセクションを使った練習とは?

             ※ この練習は屋外で行う練習です。

 通常、フライフィッシングのキャスティング練習は、人それぞれ違う仕様(長さ、番手アクション)のロッドを使って行われます。

番手     : 使用するフライラインの太さに対応するロッドの強さ
アクション : ロッドの曲がり方

ロッドは仕様が異なるとキャスティングをした時の感触やタイミングが一本ずつ違います。

例えば、7フィート・4番・ファーストアクションのロッドを使った時と、9フィート・6番・スローアクションのロッドの時とでは、キャスティングの感触とタイミングが大きく違います。

 もちろん、そのこと自体に問題はありません。

しかし、はじめてフライフィッシングをする方にとっては、最初に使用するロッドがその方のフライフィッシング観に大きく影響すると思われます。

自分にとって使いやすいロッドは何本か使い比べるうちにだんだんわかってくるものです。

最初はそれがわからないためフライフィッシング自体がとても難しいものに思えることもあるでしょう。

しかし実際は、ロッドがその人にとってたまたま扱いにくい仕様のためキャスティングしにくい場合もあるのです。

 そこで、上記のようなロッドの仕様(諸要素)によるキャスティングへの影響をほとんど受けないバットセクション(太い方の端)を使った練習をすることをお勧めします。

この練習ではロッドの性能に左右されないキャスティング力が身に付けられます。

(練習に必要な物)

①2分割になるフライロッドのバットセクション
 
3分割以上になるマルチピースロッドをお使いの方は、ロッドの一番
手元部分(グリップの付いた一番太い部分)とその上の1ピースないし2ピースを繋いで使って下さい。

②リールとフライライン

実際のフィールドで行なうフライキャスティングの状況により近づけるため、フライラインを巻いたリールをロッドにセットします。

ロッドを全て繋いだ時の長さと重さは再現できませんが、ロッドを実践に近い形にして握ることで練習と実釣とのギャップを少しでも埋められると考えます。

ティップセクションとバットセクション


③毛糸

この練習でも長さ5mの毛糸を用意して下さい。今回も両端を“かた結び”して使います

(準備)

毛糸を全てのガイドに通し一番上のガイドからロッドの長さの1.2倍ほどを引き出しておきます。

リールにセットしたフライラインは使いません(フライラインをセットする
理由は、ロッドの重量バランス(手元部分が重い)という点もより実践に近づけたいからです

ロッドの握り方は、今までと同じサムオントップの握り方です。この練習も“屋外”で、周囲の安全を十分に確認してから行いましょう。

まずは、自分の思う通りにキャスティングしてみて下さい。前回までの「ティップセクションを使った練習」の時とはまた違った感覚を味わうことができると思いますよ

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