フライフィッシング初心者の課題③           ワイド・ループとタイト・ループ

 ラインの先端が開いてもなく、また閉じてもいない(ループを形成するラインの幅が一定)ワイド・ループタイト・ループ

これらのループを使ったキャストができるということは、そのフライフィッシャーマンがループをしっかりとコントロールできていることを表しています。

なぜなら、クローズド・ループオープン・ループを作らないようにすればループは必然的にワイド・ループかタイト・ループのどちらかになるからです。

それでは、これの二つのループの違いは一体何でしょうか?

実は、ワイド・ループとタイト・ループに明確な差はありません。ループの幅が広いか狭いかは、あくまでも見る人の主観によるのです。
(※下記参照)



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 幅が厳密に一定のループを作ることは非常に困難です。それはあくまでも理想です。(だからこそ、多くのフライフィッシャーマンがきれいなループでキャスティングすることに憧れるのかも知れません

大切なのは、その幅をどのように“広げたり”“狭めたり”するかということです。

ここでは“ループの幅”をコントロールをするためのちょっとしたコツをお話しましょう。

 大切な親指の役割

 この「素手で行なうキャスティング練習」ではフライ・ロッドを使っていません。そのロッドの代わりの役目を果たしているのは自分の体であるという話は以前もしました。

しかし、親指については、これまで毛糸の握り方(サム・オン・トップ)の所でしか言及していませんでした。

ところが、親指はそのようなことに留まらず、フライキャスティングでループを作り出す際に非常に重要となるロッドのティップ(先端のこと)の役割も果たしているのです。

この親指の使い方次第で毛糸のループ幅を広げることも狭めることもできるようになります。

 手順としては、今まで説明してきた通り

 ○毛糸を“引く”ことにより直線を作り、
 ○手首を“返す”ことでその直線を幅が一定のループに作り変えたら、
 ●最後に親指を使ってその幅を調整する

 というわけです。

 もちろん、全ての動作はそれぞれが独立したものではなく滑らかに連動したものでなければなりません。

毛糸の先端が開いてもなく、また閉じてもいないループの幅を変えるにはとても微妙な調整が必要になります。その調整に大袈裟な動作は必要ありません。

特に、タイトなループを作る時のキャスティング動作は、ほぼ直線でありそれにわずかに手首を返す動作が加わるだけです。

 ワイド・ループとタイト・ループを作る練習をする時は、まずは自分で自信を持っている毛糸の長さで練習をはじめてループ幅を調整する感覚を掴んでみましょう。

 ※参考

 米国フェデレーション・オブ・フライフィッシャーズ(FFF)のインストラクター試験の中では、35フィートから40フィートのラインを出してキャストする場合、きわめて広いループの幅を4フィート以上、幅の狭いループを2フィート以下としています。



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